M3のグッタペルカを貼り替える
よく見るとなんとも可哀想な姿だ。
これでも60年以上前のカメラの姿としては綺麗な方だ。
でもこのまま使うのは心引けるので、
いっそのこと全て引き剥がしたあと、
別の革に変えてあげる事にした。
専用の器具なくとも、
マイナスドライバーでここまではできる。
ファインダーなどを傷つけないよう注意が必要だが、躊躇なく剥がしていくこと。
あとは
Aki-Asahi Custom Camera Coverings
の貼り替えキットを丁寧に貼っていくだけ。
それだけで見違えるほど美しさを取り戻す。
ちゃんとメンテナンスし続ければ、
このカメラは生き続ける。
10年前のカメラに大枚叩いた。
私のファーストライカは、M8だ。
発売は2006年
ライカにとって初めてのM型デジタルカメラ
今でも中古市場では20万円前後で取引されている。
変わったカメラで、
ライカなのにAPS-H。
マゼンタ被りによる変色。
ライカらしくないシャッター音。
ライカファンは受け入れ難かったであろうM8。
しかし、1/8000のシャッターを積む唯一の機種であり、マゼンタ被りするCCDを活かした赤外線写真撮影のできる面白いカメラである。
手に入れた個体はM8のロゴが黒塗りされて、赤いバッチが誇らしげ。
これを握っていると、なんかいい写真が撮れそうな勇気が湧いてくる。
2016/04/29 初購入。
Leica M8+Nokton Classic 35/1.4