撮らせていただく
「すみません。撮らせて頂いても宜しいでしょうか。」
Leicaを持っていると、話しかける勇気が出てくる。
商店街の眼鏡屋の主人は、快く了承してくれた。
この大きな竹ヒゴは、七夕祭りの出し物。
丁寧に作られたフレームに一枚一枚紙を貼っていく。
「クマですか?」ときくと
「くまモンだよ。」と主人。
理由を聞き逃してしまったが、恐らく熊本地震があっての事だろう。
祭り当日は、こうした「はりぼて」が商店街のアーケードにぶら下がる。
保存しておく場所がないから、祭りのあとはバラして廃棄してしまうそう。
それでも毎年こうして店の軒先で作り続けるのだから、商店街の文化を大切にし続けているのだろう。
いつも通る時は夜遅く、シャッターが降りた姿しか見た事がなかった商店街なだけに、活気ある姿はいいものだった。
次は誰に声をかけてみようか。
Leica M8+Nokton Classic 35/1.4
超広角で写す京都
訳あって京都に行く機会が多い。
今年に入って既に6回は行っている。
それだけに京都を撮る機会も多い。
M8とセットで持っていくのは、35mmと12mm。
12mmだと広すぎないかと思われるが、京都を写すのにはちょうどいい。
白川通を北上し、叡山電車の修学院駅から徒歩20分ほど。丘の上にある曼殊院門跡にもこのセットを持って行った。
Ultra Wide Heliarは、直線を直線に写す超広角レンズ。この大きさでこの描写ができるのは、ミラーなしでシャッター幕ギリギリまで後玉を伸ばせるレンジファインダー用レンズならではだろう。
直線と狭い空間が多い京都ではなかなか役に立つレンズである。
Leica M8+Ultra Wide Heliar 12/5.6
安らぐ場所。
私の住む名古屋は、コーヒー文化はあれど、コメダをはじめとした喫茶店スタイルが主流だ。
名古屋に出てくる前は東京から出た事がなかったが、歩けばカフェがあった。
東京から出てきて8か月。
それまで一種のライフワークであったカフェ巡りも、見知らぬ土地では全くしようという気が滅入ってしまっていた。
ふと今日、いつも通勤時の通る道にあるコーヒースタンドに入ってみた。
白を基調とした店内と、話しやすいバリスタのお兄さん。
アメリカーノを飲みながら、好きな事を話て盛り上がれるのは、コーヒースタンドならではだろう。
お気に入りを見つけられた日はなんだか気分がいい。
思わずカフェラテを追加注文した。
ROWS COFFEE ROWS COFFEE|名古屋|コーヒー
Leica M8+Nokton Classic 35/1.4